第9話「山と人に祝福を!」雲取登山ログ
ブログを書くのも久しぶりな気がするよ。
どうも、登山ドリーマーです。
先日の土日を利用して…友人と…ついに…
雲取山(2,017m)に登って来ました!
念願叶ったぁぁああぁあああああああぁあああぁぁあぁああ!
今までの自分の登った山の最高標高が、北海道の樽前山の1,022mだったので、それを大幅に超える記録となりました。
しかも、鴨沢ルートのスタート地点から山頂までの単純標高差が約1,500mと、富士山の5合目から山頂までの落差に相当する本格的なトレイル!
今回は、そんな雲取山の登山にあたって思ったことを3つ書いて行きたいと思います。
天気
以下のサイトを見ると分かるように、東京の降雨量は9月が最多となっており、登山計画を始めた7月の方が気候的な条件が良いはずでした。
https://weather.time-j.net/climate/chart/tokyo
しかし、一緒に行く友人との都合を合わせる関係で、週末のみとなった以上、登山慣行の一週間に毎回天気チェックをして、雨が降るかどうかをチェックしなくてはいけないのでした。1泊する予定だったので、2日とも晴れている必要がありました。
その結果、7月8月の土日は台風の関係もあり、軒並み悪天候につきキャンセル。
最終的に3回ほどリスケジュールして今回の日程に決定しました。
※参考にしたのは以下のサイト。登山しやすい天気かどうかを評価してくれます。
そんなに神経質にならんでもよかったのでは?考えすぎでしょ?
そんな風に思われる方もいるかも知れませんが…それは甘い!
まず、雨が降っていると足場が悪くなり転倒リスクが上がりますし、体温や気力も奪われる。霧の発生で遭難の危険性も一段と高まる。また、地盤が緩くなり土砂すべりの危険性も出てくる…とまあ、安全に登山するには確実に晴れた方がいいに決まっているんです。
結果的に、チャレンジングな登山だったのもあり晴れの日を選んで大正解でした。
2日目の朝日も山頂からの眺めも尾根のハイキングコースも全部最高だった。
持ち物と改善
今回持って行ったリストがこちら。
帽子、タオル、虫よけスプレー(ハッカ)、充電器、スマホ、お金、スイカ、保険証、鍵、寝袋、ハンカチ、サコッシュ、アルコールバーナー、マグ、紙コップ、紙皿、割りばし、スプーン、山地図、コンパス、行動食、肉、パスタ、パスタソース、カレーメシ、ビタミン飴、レインウェア、汗拭きシート(風呂なしのため)、歯ブラシ、ごみ袋×5、メガネ、エマージェンシーシート、腕時計、水(4L)、ヘッドランプ、日焼け止め、軍手、フライパン、着替え、トイレットペーパー
ここにないものとして、友達はホワイトガソリンのガスバーナーと雲取山に特化した山地図、テントを持ってきてくれました。自分は食材担当。
反省というか改善点…まず1つ目。
ゴミが多すぎるってこと。
肉を冷凍したものを持って行って、途中の七ツ石小屋でフライパンで焼いたのですが、まぁご想像のとおり、ジュワーっとなるわけですな。お皿からフライパンからカトラリーからべたべたなわけでして、トイレットペーパーでふき取って洗い場である程度油を落としても、まだベトベトだからペーパーして…とやっているうちにあふれるごみ。
使い捨ての食器を持って行ったのは、洗い場のないポイントでは非常に役に立ちましたが、総合的に見るとごみを増やす大きな要因になっていたので「どこで使い捨てるか」を想定した食器セットを持って行き、ごみを最小限にとどめる工夫が必要かなと思いました。
あと、2つ目は詳細な山地図が絶対必要ってこと。
自分が持っていたのは奥多摩を網羅した山地図で、雲取山に特化したものではありませんでした。それでもルートが確認は出来るし大丈夫かな…と思っていましたがこれが結構危険な思考だった。
山地図を持っていても、ちょっとしたカーブを見落とすぐらいだから、本当に大事なんだなって思いました。詳細な山地図が。地図代の1,000円を渋らないこと。
3つ目。複数人で行くならバーナー用のアルコールはたくさん持って行く必要があるってこと。
450mlのマグを2回沸かすのに、1個のアルコールケースでは微妙に足りない事案が発生。カレーメシを2つ目作るお湯がぬるくて、溶けない問題があった。これは痛かった…前回利用した反省を活かしてマグの取っ手を触っても熱くないように、滑り止め付きの普通の軍手を持っていきましたが、効果テキメンで楽々持てました。これはよかったポイントかな。
4つ目。下半身に身に着ける服は最小限にして持っていく。
これは重量カットのためです。上半身のシャツは発汗がすごいので、リフレッシュも兼ねて何枚か持っていく必要がありますが、ズボンやパンツ、靴下は基本的に予備が1セットあればいいと思った。レインウェアが代用できるならその分をカウントしてもいいと思ったほど。
5つ目。虫よけは強いものを選ぶべし。栄養剤や薬は持っていくべし。
景信山に登ったときにはメマトイにさいなまれましたが、今回は山頂付近にいたハチにさいなまれました。虫が寄ってこないように黒系のウェアは避けたのですが、どうしてもいるところに行けば寄ってくる。刺されると1発で体力と気力を持っていかれるだけあって、かなり気になってしまい大変でした。
もし刺されたら、本来であれば消毒が必要なのでしょうが、出来ない場合でも、生命活動に必要な栄養を高純度で補給できる栄養剤や薬は持って行った方がいいと思いました。今回の登山では幸いにしてお世話になりませんでしたが、アクシデントは登山につきものです。いつか必ず経験することだと思うので、準備は怠らずに行くのが自分やバディをはじめ、山に関わる全てのものにたいするマナーなのかも知れませんね。
ラスト6つ目。山には楽器が映える。
友人がオカリナを持って行って吹いていたのですが、周りの登山客になかなか好評の様子でした。その間自分は何も出来ずに見ているだけだったし、ハチが寄ってきていたので、早くその場を離れて先に行きたかったのはあるのですが…とは言え、山と音楽の相性は抜群なので、何かしらの演奏が出来ると気持ちが華やぐ効果はあると思ったので、自分も次は何か持っていこうかなと。
トレーニングとリハビリ
今回はすぐ息が切れる問題がありました。傾斜がずっと続くとすぐ心臓がバクバクになってしまい、立ち止まりながら進む感じでした。
まぁそれで正解なのですが、心肺機能を高めて酸素供給効率を上げるトレーニングを日々する必要があると思いました。お酒になれるためにお酒を飲むみたいな無意味に近い行為で解決するのではなく、有酸素運動をすることで心臓と肺の筋力を強くするという、意味のある行為の必要性を感じたわけです。
ここ3週間ほど筋トレは続けてやっていますが、限界近くまで筋肉を疲れさせると、一気にリリース出来るため、心肺機能はそこまで成長しないのだと思いました。
心肺的にそこそこキツイ状態を長く保って行くことが、トレーニングには必要かと思います。科学的なデータをGoogle Scholarで集めているところでまだ見つかっていないのですが、おそらくこの理屈で強化できるところはあるでしょう。
またGoogle Scholarでは肥満と息切れの関連性についての論文がいくつかあり、基本的に肥満気味な人ほど息切れしやすい傾向にあるようです。メカニズムは分かりませんが、一般的なデブのイメージって呼吸が浅い感じがありますよね。そのまんま。
そしてリハビリ。これはだいぶ成功している方だと思います。
下山後はPFCマクロにしたがって高たんぱくの食事をコンビニで買いこみ、クエン酸とはちみつを使ったジュースを作って疲労回復につとめました。
風呂は熱い風呂に入り続けると二次的低酸素障害が起こって炎症が悪化するので、温めのシャワーで汗を流したあと、冷たい水で筋肉痛を和らげました。
仮眠を取った後は、軽くウォーキングをして疲労しているポイントに貯まった物質を血流に乗せて排出させることを意識しました。
下山翌日の夜にこの記事を書いていますが、ふくらはぎと腰が少し痛いくらいで、あとは殆ど回復しています。
改善点としては、夜に散歩したとき、免疫が落ちていたからか、だいぶ体温が下がってしまい、くしゃみと鼻水が止まらなくなったことです。涼しい程度だと思ってもでも、アクティビティのあとは体を温かくしておくのが基本のキですね。
というわけで、雲取登山の行動ログでした!
今後は丹沢と秩父を攻めて、最終的に日本アルプスを歩きたい!!
それじゃ、また!